越境する彫刻 2作家がSCAIで共演
和田礼治郎 MITTAG 2015 ブランデー、強化ガラス、真鍮、ステンレス、二酸化炭素 170x170x3.5 cm 撮影=Enric Duch

越境する彫刻 2作家がSCAIで共演

和田礼治郎とアリエル・シュレジンガーによる2人展が、SCAI THE BATHHOUSE(東京・谷中)で2017年1月27日より開催される。


 1977年広島県生まれの和田礼治郎は、ベルリンを拠点に主にヨーロッパで活動。風景と関わる彫刻プロジェクトを展開しており、代表的な作品に、水面にガラス製モジュールを浮かべた《ISOLA(イゾラ)》(2010〜)や、アルプス山脈で自然の滝を曲げ水平鏡と交差させた《VIA》(2004)などがある。本展では、鋭角に配置した巨大な2枚の真鍮パネルの隙間にあらゆる果実を投げ入れ、表面を浸食させた《VANITAS》(2015)や、真鍮製の枠にブランデーを注いだ《MITTAG》(2015)を発表する。

 1980年イスラエル・エルサレム生まれのアリエル・シュレジンガーは、ベルリンとメキシコシティを拠点に活動。身近な既製品を変容させたユーモラスな彫刻を手がけており、新作《Gas Loop》(2016)では、ガスボンベに点火された炎が、それ自体の胴体部分を焼き続け、展示空間に危機的な状況を生み出す。また、人の頭蓋骨を砕き、死の象徴を反転させた写真シリーズ《Inside Out Skull》(2014)や、ナイフやロウソクの炎をモチーフにした《Three Commas Club》(2016)も展示。

 本展では、それぞれのアプローチで彫刻を探究する2作家の作品を楽しむことができる。 

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アリエル・シュレジンガー Inside Out Skull 2014 頭骸骨、のり 15x20x17cm 撮影=Elad Sarig

和田礼治郎 / アリエル・シュレジンガー
会期:2017年1月27日~2月25日
会場:SCAI THE BATHHOUSE
住所:東京都台東区谷中 6-1-23 柏湯跡
電話番号:03-3821-1144
開館時間:12:00~18:00
休館日:日月祝休
URL:http://www.scaithebathhouse.com/
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