国立新美術館で開館10周年祝う記念ウィークが開催
国立新美術館開館 10周年 「NACT Colors」インスタレーション(イメージ) デザイン=エマニュエル・ムホー

国立新美術館で開館10周年祝う記念ウィークが開催

2007年1月21日に東京・六本木の東京大学生産技術研究所跡地に開館した国立新美術館が、来年開館10周年を迎える。これにあたり、同館では「開館10周年記念ウィーク」と題し、インスタレーションやシンポジウム、ワークショップなど多数のイベントを開催する。


 国立新美術館は、独立行政法人国立美術館に所属しているなかでは唯一、作品コレクションを持たない美術館として開館。建築家・黒川紀章による、うねるようなガラスのファサードが特徴的で、いまや六本木地区の象徴的な建物として、多くの来館者を集めている。

 今回、10周年を迎えるにあたり、ポスターをはじめとするアイテムには、「10のグラデーション」をコンセプトにした記念ビジュアルを展開。10段階の色が重なり濃度を増していくイメージには、10年間の凝縮と、これからの10年の意味が込められており、クリエイティブ・ユニット SPREADがデザインを担当した。ポスターは「未来の10色」を掲げ、「創造」「光」「経験」「希望」「魅惑」「愛」「飛翔」「挑戦」 「謎」「ヒューマニティー」をテーマとした10色展開で、2017年の1年を通して展開されるという。

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国立新美術館開館 10周年 メインビジュアル 10 Colors

 「開館10周年記念ウィーク」では、普段は大型の美術展を開催している企画展示室1Eを会場に、同館の「展覧会」「教育普及」「美術資料」「美術の情報収集と発信」という4部門の活動を紹介する特別展示を開催。会場デザインはフランス出身の建築家・デザイナーで、東京を拠点に活動するエマニュエル・ ムホーが担当する。さらに、同館で開催された「アーティスト・ファイル2010」にも参加した現代美術家の石田尚志は、地下鉄乃木坂駅から美術館への通路に作品を投影する予定だという。

 このほか記念ウィークの期間中には、マスメディア共催による美術展の歴史的な経緯や海外の事例をふまえつつ、今後の展覧会のあり方を考察するシンポジウム「展覧会とマスメディア」や、美術館のアーカイヴ機能にスポットを当てるシンポジウム「『アーカイヴ』再考」、黒川紀章が設計した同館館内を巡る建築ツアーなど、多彩なプログラムが用意されている。

 各プログラムの詳細は、同館ウェブサイトでチェックしてほしい。

国立新美術館 開館10周年記念ウィーク
会期:2017年1月20日~30日
会場:国立新美術館
住所:東京都港区六本木7-22-2
電話番号:03-5777-8600(ハローダイヤル)
開館時間:10:00~18:00(金・土〜20:00)※入場は閉館30分前まで
休館日:火休
入館料:プログラムにより異なる
URL:http://www.nact.jp/10th_anniversary/
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