孤高の画家・山田正亮の最大規模の回顧展が東近美で開催
山田正亮 Color no.98 1999-

孤高の画家・山田正亮の最大規模の回顧展が東近美で開催

美術の潮流から距離をおき孤独に描き続けた画家、山田正亮(やまだ・まさあき)の初の本格的回顧展が、東京国立近代美術館(竹橋)で開催される。会期は12月6日〜2月12日。


 山田正亮(1929〜2010)は、戦後間もない時期から50年以上にわたり、特定の団体やグループに属すことなく、「描く」ことを自らの人生と一体化させて一途に制作活動を続けた画家だ。近年では、戦後日本美術への新たな視座をもたらす作家として海外からの注目も高まり、2016年10月にはロンドンのアートフェア「フリーズマスターズ」で個展が開催された。

「描き続けたまえ 絵画との契約である」という言葉を残した山田の作品は、主に「Still Life」「Work」「Color」の3つのシリーズに分けられる。記憶をもとに描かれたという静物画の「Still Life」、40年にわたって描き続けられた、垂直線と水平線を組み合わせて画面を構成する「Work」、色彩への尽きぬ探究心をうかがわせる晩年の「Color」はどれも、東京郊外のアトリエで制作された。

 本展は、没後6年を経て、初めて開催される本格的回顧展。約5000点に及ぶ作品の中から、油彩画約200点と紙作品約30点を、50冊以上の制作ノートとともに公開する。アーティストの石田尚志、OJUN、坂本夏子、研究者の本江邦夫を迎えての講演会も予定されている。

 また、本展のカタログとして、没後初の本格的な作品集も刊行される。(12月19日発売予定。詳細はhttp://www.bijutsu.press/books/2016/12/endless.htmlより

endless 山田正亮の絵画
会期:2016年12月6日〜2017年2月12日
会場:東京国立近代美術館 1F企画展ギャラリー
住所:東京都千代田区北の丸公園3-1
電話番号:03-5777-8600(ハローダイヤル)
開館時間:10:00〜17:00 (金は〜20:00、入館は閉館30分前まで)
休館日: 月(1月2日、9日は開館)、年末年始(12月28日〜2017年1月1日)、1月10日
入館料:一般 1000円 / 大学生 500円 /高校生以下無料
URL:http://www.momat.go.jp/

【関連イベント】
・講演会
日時:2017年1月15日 14:00-15:30 石田尚志(映像作家・画家)+OJUN(画家)
   2017年1月29日 14:00-15:30 本江邦夫(多摩美術大学教授)
   2017年2月11日 14:00-15:30 坂本夏子(画家)
場所:講堂(地下1階)
参加方法:開場は開演30分前、聴講無料(先着140名)、申込不要

・endless ギャラリートーク
日時:2016年12月18日 10:00〜17:00
開館時間から閉館時間まで、カタログの寄稿者たちがリレー形式でトークを行う
※詳細は美術館HPなどを参照
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