ゴッホに憧れた
棟方志功 飛神の柵(御志羅の柵) 1968 棟方志功記念館蔵

ゴッホに憧れた"世界のムナカタ" あべのハルカスで棟方志功展

あべのハルカス美術館(大阪)にて、版画家・棟方志功の大規模な回顧展「わだばゴッホになる 世界の棟方志功」が開催されている。会期は2017年1月15日まで。


 木版画で知られる棟方志功(1903〜1975)は、画家を志して21歳で青森から上京し、版画作品の制作を開始。棟方自身が「板画」と呼んだ木版画の作品群は世界的に評価され、1956年のヴェネチア・ビエンナーレでは「国際版画大賞」に選ばれた。50代で片目を失明してもなお精力的に作品制作を続け、1970年には文化勲章を受賞している。 

 本展タイトルの「わだばゴッホになる」とは、生涯ゴッホを敬愛した棟方の発言に由来している。我流で新たな絵画を生み出したゴッホにならって、生涯師匠につくことなく独自の表現を模索した。自ら手がけた墓のデザインも、ゴッホのものを参考としたという。

 本展では、代表作の仏教をモチーフとした木版画のほか、「倭画(やまとが)」と称された肉筆画、谷崎潤一郎による小説の挿絵、美人画なども紹介。初期から晩年までの代表作約60件を、時代順に「戦前・戦中 板画家への道のり」「戦後 世界のムナカタ」「晩年 津軽」の3つの章に分けて展示する。

わだばゴッホになる 世界の棟方志功
会期:2016年11月19日~2017年1月15日
会場:あべのハルカス美術館
住所:大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43
電話番号:06-4399-9050
開館時間:10:00~20:00(土日月祝は〜18:00)
休館日:12月31日、1月1日
URL:www.aham.jp
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