三菱一号館美術館でルノワールと梅原龍三郎の「師弟展」開催中
ピエール=オーギュスト・ルノワール《パリスの審判》(1913-14、公益財団法人ひろしま美術館蔵、写真左)と梅原龍三郎《パリスの審判》(1978、個人蔵、写真右)

三菱一号館美術館でルノワールと梅原龍三郎の「師弟展」開催中

近代日本の洋画界を牽引し「画壇のライオン」と呼ばれた梅原龍三郎と、フランスの印象派を代表する画家で、梅原の師でもあったピエール=オーギュスト・ルノワールの展覧会が、三菱一号館美術館(東京・丸の内)で開催されている。会期は2017年1月9日まで。


 1888年生まれの洋画家・梅原龍三郎が印象派の巨匠であるルノワールに出会ったのは、彼がパリに留学した翌年の1909年。梅原は20歳、ルノワールは67歳であった。当時、ルノワールはアンリ・マティスやピエール・ボナールなど、年下の芸術家の訪問を受け入れていたという。

 ルノワールを師と仰ぐようになった梅原は、アトリエに通って制作を見学するだけでなく、彼との対話からも多くを学んだ。帰国後は、桃山美術や琳派などの日本の伝統的な絵画様式と、ヨーロッパで学んだ油絵を融合させた独自の画風を確立し、日本近代洋画の巨匠となる。帰国後の作品にも、モチーフ選びなどにルノワールの影響が見て取れるという。

 ルノワールの死後、ギリシャ神話の一場面を描いた作品《パリスの審判》を模写した梅原。2人の師弟関係に着目して近代美術の東西交流を紹介する本展では、ルノワールの《パリスの審判》(1908、三菱一号館美術館寄託)と梅原の《パリスの審判》(1978)を同時に展示する。ほかに、梅原が蒐集した作品や、梅原と親交があった画家たちの作品も紹介。

拝啓 ルノワール先生─梅原龍三郎に息づく師の教え
会期:2016年10月19日~2017年1月9日
会場:三菱一号館美術館
住所:東京都千代田区丸の内2-6-2
電話番号:03-5777-8600(ハローダイヤル)
開館時間:10:00~18:00(祝日を除く金曜、第2水曜、1月4日〜6日は〜20:00)
休館日:月、2016年12月29日〜2017年1月1日
入館料:一般 1600円 / 大高生 1000円 / 小中学生 500円
URL:http://mimt.jp/renoirumehara/
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