スティーブ・ライヒと太陽光で写し取る 篠田太郎が個展開催
篠田太郎 太陽と富士山とスティーブ・ライヒ 2016 Courtesy of MISA SHIN GALLERY

スティーブ・ライヒと太陽光で写し取る 篠田太郎が個展開催

MISA SHIN GALLERY(東京・白金高輪)にて、篠田太郎による個展「太陽と富士山とスティーブ・ライヒ」が開催されている。会期は12月24日まで。


 造園を学んだのち作家活動を開始した篠田太郎は、宇宙を含む森羅万象を「人類の営みが共在するような進化する自然として理解する」というテーマのもと、人間と自然の関係性を問い直す活動を展開。近年はテクノロジーが発展した現代の都市環境と人間の関係についての洞察をもとに、インスタレーション作品などを発表している。

 本展では、鉄の化合物である鉄塩の感光性を利用したプリント技法の一種「青写真」で制作された作品を展示する。鉄塩を塗った印画紙の上に富士山の頂上から持ち帰った砂や小石を、下にスピーカーを設置して、ミニマル・ミュージックの作曲家、スティーブ・ライヒの作品を再生。砂や小石を音楽で振動させ、それを太陽の光で感光させることで線や陰影を生み出し、作品とした。

 地球に存在する物質を加工することで成り立つ文明や、そういった営みの根源的な存在といえる太陽の光から着想を得て、地球上の鉱物、音の振動など、すでに存在する元素が化学反応をおこし別の物質に生まれ変わるプロセスの痕跡を、太陽の光で写し取った作品だ。

篠田太郎「太陽と富士山とスティーブ・ライヒ」
会期:2016年11月10日~12月24日
会場:MISA SHIN GALLERY
住所:東京都港区白金1-2-7
電話番号:03-00-0000
開館時間:12:00~19:00
休館日:日、月、祝
URL:www.misashin.com
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