工芸とデザインの「境目」をテーマに金沢で深澤直人監修の展覧会
開化堂 茶筒

工芸とデザインの「境目」をテーマに金沢で深澤直人監修の展覧会

「ものづくり」としての共通点を持ちながら、異なるジャンルとして区別される「工芸」と「デザイン」。両者の「境目」を探ることをコンセプトに、プロダクトデザイナー・深澤直人が監修する展覧会「工芸とデザインの境目」が、金沢21世紀美術館で開催されている。2017年3月20日まで。


 工芸作家は自身の手でものをつくるが、デザイナーはデザインに徹し、ものをつくらない。できあがったものは、工芸では「作品」と呼ばれ、デザインでは「製品」といわれる。2つのジャンルの間には様々な違いがある一方で、「デザイン的工芸」「工芸的デザイン」といえるような、両方の要素を持つ作品・製品も少なくなく、はっきりとした「境界線」を引くことはできない。

「工芸とデザインに境目はあるか」という問いのもと構成された本展は、「プロセスと素材」「手と機械」「かたち」「経年劣化」「工芸とデザインの境目」の5つのテーマで構成。工芸作家の技と最新のデジタル工作機械、また生み出された作品や製品などを対比的に紹介する。

 監修を務めたのは、国内外で有名ブランドのデザインやコンサルティングを担当するプロダクトデザイナー、深澤直人。それぞれのテーマ内で工芸とデザインをあえて「対立」させる構図をとり、2つのジャンルの境界という「問うてもしょうがない問い」を突きつけて、鑑賞者の価値観を揺さぶることを目指したという。

工芸とデザインの境目
会期:2016年10月8日~2017年3月20日
会場:金沢21世紀美術館
住所:石川県金沢市広坂1-2-1
電話番号:076-220-2800
開館時間:10:00~18:00(金・土は〜20:00、1月2日・3日は〜17:00)
休館日:月(ただし1月2日、9日、3月20日は開場)、12月29日〜1月1日、1月10日
入館料:一般 1000円 / 大学生・65歳以上 800円 / 小中高生 400円
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