パリの人々をとらえた写真家、ロベール・ドアノーの個展が開催中
ロベール・ドアノー イヴ・サン=ローラン 1964年6月5日 © Atelier Robert Doisneau / Contact

パリの人々をとらえた写真家、ロベール・ドアノーの個展が開催中

フランスの国民的写真家、ロベール・ドアノーの展覧会が、静岡のベルナール・ビュフェ美術館で開催されている。代表作から未発表作品まで、約140点が一堂に会する。2017年1月17日まで。


 パリ郊外に生まれたロベール・ドアノー(1912〜1994)は、パリの街や郊外に暮らす人々の何気ない日常をとらえた作品を多く手がけた写真家。ユーモラスで人間味にあふれ、ドアノー自身の「見る喜び」を伝える作品は、時代を超えて世界中で親しまれている。

 本展で注目すべきは、芸術の都・パリで活躍した、パブロ・ピカソ、ジャン・コクトー、イヴ・サン=ローランなど、多くの芸術家たちを収めた「時代の肖像」シリーズをはじめとする、ポートレートの作品群だ。未公開作品を含むポートレート作品約70点を紹介し、当時のパリの文化的背景を探ると同時に、ドアノーの優れた観察眼や洞察力に迫る。

 また、アトリエ・ロベール・ドアノーが厳選したドアノーの代表作品や、彼の憧れであった小説家、ジャン・ジオノへのオマージュともいえるルポルタージュのシリーズなども紹介。制作の背景や、制作に影響を与えた人物にも注目する。

 12月4日には、ドアノーの自伝的エッセイ『不完全なレンズでー回想と肖像』(堀江敏幸訳、月曜社、2010年)の朗読会に加え、ドアノーの孫のクレモンティーヌ・ドルディルと同作の翻訳を担当した堀江敏幸による対談が開催される。ギャラリートークも予定。

ロベール・ドアノーと時代の肖像―喜びは永遠に残る
会期:2016年9月15日~2017年1月17日
会場:ベルナール・ビュフェ美術館
住所:静岡県長泉町東野クレマチスの丘 515-57
電話番号:055-986-1300
開館時間:10:00~16:30(入館は閉館の30分前まで)
休館日:水休(祝日の場合は翌日休み、ただし2016年12月26日〜2017年1月6日は休館)
入館料:一般 1000円(900円) / 大高生 500円(400円) / 中学生以下 無料
※()内は20名以上の団体割引料金

【関連イベント】
朗読会+対談「他者に映る自画像」クレモンティーヌ・ドルディル/堀江敏幸
日時:2016年12月4日 14:00〜16:00
会場:クレマチスの丘ホール
定員:200名  
言語:フランス語(通訳あり)
料金:無料 
※要申込(上記電話番号まで)。詳細は問い合わせ。

ギャラリートーク
日時:10月9日、10月16日、11月13日、11月19日11:15〜
   10月30日、11月3日、11月23日14:15〜
※申し込み不要。当日の入館券を持参の上、別館2階企画展示室入り口に集合。所要時間は約20分。
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