永青文庫で仙厓の「ゆるカワ」禅画展、「仙厓ワールド」が開催中
仙厓義梵 虎図 19世紀 (第2期展示)

永青文庫で仙厓の「ゆるカワ」禅画展、「仙厓ワールド」が開催中

東京国立博物館の「禅─心をかたちに─」展、出光美術館(丸の内)の「大仙厓展」など、東京で「禅」にまつわる展覧会が目白押しの今秋。永青文庫(目白)でも、仙厓作品を一挙公開する「仙厓ワールド」が開催中だ。会期中3回の展示替えが予定されており、11月8日からは第2期の開催となる。


 江戸時代、福岡市にある聖福寺で住職を務めていた仙厓義梵(せんがいぎぼん、1750~1837)は、ユーモアあふれる禅画を描き、民衆にわかりやすく禅の精神を広めたことで知られる人物だ。「円相図」「○△□」などをはじめとする書画の作品群は当時から広く人気を集め、近年では「カワイイ」作品としても話題となっている。

 100点以上の仙厓作品を所蔵する永青文庫では、今回改めて全作品の調査を実施。本展は、その成果を4期にわたって一挙公開する初の試みだ。ユニークな画題の作品など、ここだけで見られる作品も複数あるという。

 素朴でほのぼのとした雰囲気や「脱力系」の筆致が特徴的な禅画とともに、仙厓の愛用品に関連して、明清時代の文房具、アジアの器や香合なども展示。「仙厓ワールド」として、仙厓が伝えた禅の哲学を親しみやすく紹介する企画となっている。

仙厓ワールド
第1期:10月15日〜11月6日
第2期:11月8日〜11月27日
第3期:11月29日〜12月25日
第4期:1月7日〜1月29日
会場:永青文庫
住所:東京都文京区目白台1-1-1
電話番号:03-3941-0850
開館時間:10:00~16:30
休館日:月(ただし1月9日は開館し、翌日休館)、12月26日〜1月6日
URL:http://www.eiseibunko.com/

『美術手帖』2016年11月号は「ZEN」特集! 禅の基本や海外における「ZEN」の動向など、「更新を続ける21世紀の禅」を紹介します。

次の10件を表示