DIC川村記念美術館で「モデル」に着目のフジタ展が開催中
書簡 フジタからとみ宛て 1914 鴇田家資料(千葉県市原市)

DIC川村記念美術館で「モデル」に着目のフジタ展が開催中

2015年11月に公開された映画『FOUJITA』も話題となった、画家・藤田嗣治(レオナール・フジタ)。2017年1月15日までDIC川村記念美術館(千葉)で開催されている「レオナール・フジタとモデルたち」では、ポートレートに焦点を当ててフジタの画業を紹介する。


 1886年に生まれたフジタは、27歳でフランスへ渡った。モンパルナスの一角にアトリエを構え、スーティンやモディリアーニといったエコール・ド・パリの芸術家たちと交流しながら、独自の画風を確立。第2次世界大戦中には帰国して従軍画家として活動するが、戦後、批判を受けて日本を離れ、晩年までフランスで同時代の人々を描き続けた。

「乳白色の下地」が彼の代名詞となっているように、フジタの画業の中心は人物画だった。職業モデルを雇ったほか、名士からの注文肖像画や、家族や友人をモデルとした作品も制作。本展では、初期から晩年までの約90点の作品を、ポートレートのモデルとなった人物に関連する約150点の資料を交えて紹介する。

 パリ時代に描かれた《アンナ・ド・ノアイユの肖像》(1926)やフジタの群像表現の集大成ともいえる4点の壁画のほか、最初の妻・鴇田とみとの間で交わされた手紙、GHQの民政官で占領下時代にもフジタと親しく交流してきたフランク・シャーマンによるコレクションなど、関連資料も豊富に展示される。モデルを通じて、フジタのまなざしと思考をとらえなおす試みだ。

レオナール・フジタとモデルたち
会期:2016年9月17日~2017年1月15日
会場:DIC川村記念美術館
住所:千葉県佐倉市坂戸631
電話番号:0120-498-130
開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日:月(1月9日は開館)12月25日〜1月2日、1月10日
入館料:一般 1300円 / 学生・65歳以上 1100円 / 小中学生 600円
URL:http://kawamura-museum.dic.co.jp/exhibition/

【関連イベント】

講演会「フジタと裸婦ー乳白色のヌードから群像表現へ」
日時:2016年11月26日 13:30〜15:00(13:00開場)
会場:DIC川村記念美術館 レクチャールーム
講師:佐藤幸宏 (美術史家、本展監修者)
参加費:入館料のみ
申し込み:予約不要(定員50名)

担当学芸員によるギャラリートーク
日時:2016年11月12日、12月10日 各日14:00〜
会場:DIC川村記念美術館 エントランスホール
参加費:入館料のみ
申し込み:予約不要(定員60名)

ガイドスタッフによる定時ツアー
日時:講演会・ギャラリートーク開催日を除く毎日14:00〜
会場:DIC川村記念美術館 エントランスホール
参加費:入館料のみ
申し込み:予約不要(定員60名)
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