広島市現代美術館でマンガと絵画が融合した作品を紹介する展覧会
立石大河亞 アラモのスフィンクス 1966  東京都現代美術館蔵 © Tiger TATEISHI

広島市現代美術館でマンガと絵画が融合した作品を紹介する展覧会

 マンガと絵画を融合させた2人のアーティスト、立石大河亞と横山裕一による「世界が妙だ! 立石大河亞+横山裕一の漫画と絵画」展が広島市現代美術館で開催。立石の絵画を横山が模写した作品も見どころだ。2017年1月22日まで。


 立石大河亞(タイガー立石、立石紘一)は、1963年に「第15回読売アンデパンダン展」に出品し、美術家としての活動を開始。65年からマンガも書き始め、ほどなく新聞や雑誌での連載を開始した。その後はイタリア・ミラノへと拠点を移し、マンガの「コマ割り」を取り入れたストーリー性や時間的要素をもつ絵画を制作するようになる。帰国後も領域横断的に活躍し、1998年に56歳で他界した。

 横山裕一は、ベニヤ板にペンキで風景や人物を描く絵画作品から出発し、マンガやイラストに活動領域を広げてきた。2004年には『ニュー土木』(イースト・プレス、2004年)で単行本デビュー。明確なストーリーを持たない独特のスタイルで生み出される作品は「ネオ漫画」と呼ばれ、各方面から注目を集めている。

 本展覧会では、立石の「コマ割り絵画」を含む油絵や、60年代から80年代に制作したマンガの原画、横山の初期に手がけた絵画と新作漫画『アイスランド』(888ブックス、2016年)を展示。さらに、本展のために描き下ろされたマンガの原画も公開される。両者に共通するのは、その手法に加え、ナンセンスで不条理に満ちた世界観。私たちが暮らす世界を参照しながらも、もうひとつの世界へと鑑賞者を導く作品群は、ユーモアをもって現実を見つめなおす機会を与えてくれる。

世界が妙だ! 立石大河亞+横山裕一の漫画と絵画
会期:2016年10月28日~2017年1月22日
会場:広島市現代美術館
住所:広島県広島市南区比治山公園1-1
電話番号:082-264-1121
開館時間:10:00~17:00(入場は16:30まで)
休館日:月休(ただし2017年1月2日、1月9日は開館)、12月27日~2017年1月1日、1月4日、1月10日
入館料:一般 1030円 / 大学生 720円 /高校生・65歳以上 510円/ 中学生以下無料(11月3日は全館無料)
URL:https://www.hiroshima-moca.jp/tateishi_yokoyama/
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