器の廃棄場「ものはら」をキーワードに、飯嶋桃代が新作発表
飯嶋桃代 ものはら 2016

器の廃棄場「ものはら」をキーワードに、飯嶋桃代が新作発表

個人の記憶をまとった日用品を素材にインスタレーションなどを制作する飯嶋桃代の、3年ぶりの新作展が開催される。京橋のギャルリー東京ユマニテで、10月31日〜11月19日。


 飯嶋桃代はこれまで、かつて使用されていた日用品を白いパラフィンワックスで家の形に封じこめた「開封のイエ」シリーズや、古着やそのボタンなどを用いて壁面を覆いつくす大規模なインスタレーションなどを発表。2015年には「第9回 shiseido art egg」で入選を果たし、資生堂ギャラリーで個展を開催して注目を集めた。

 本展タイトルの「ものはら」とは、窯で焼成に失敗した器を捨てる廃棄場「物原」を指す。かつての器の記憶が立ち現れる場所としての「ものはら」から発想した、約600枚の茶碗を使った新作インスタレーションなどを発表する。

 近年、家族やそれを構成する個人の関係性の危うさをテーマに作品を制作している飯嶋。多くの場合、家族のなかでも使う人が決まっている茶碗を「個人を指す器」ととらえてひとりの人間に見立て、器同士の関係性に家族個人の間に横たわる関係性を見据えようと試みたという。

飯嶋桃代展 ―ものはら―
会期:2016年10月31日~11月19日
会場:ギャルリー東京ユマニテ
住所:東京都中央区京橋2-8-18昭和ビル B2階
電話番号:03-3562-1305
開館時間:10:30~18:30(最終日は15:00まで)
休館日:日、祝
URL:http://g-tokyohumanite.jp/exhibitions/2016/1031.html 
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