近藤愛助と古堅太郎のユニットが、イサム・ノグチから着想の個展
A/T[近藤愛助/古堅太郎] N's Deconstruction#1 2016

近藤愛助と古堅太郎のユニットが、イサム・ノグチから着想の個展

近藤愛助と古堅太郎のユニット「A/T」による、沖縄でのリサーチ、広島での滞在制作を経ての展覧会「Nのパラドックス」が開催中。アートギャラリーミヤウチ(広島)にて、10月16日まで。


 A/Tは、移民であった曽祖父の存在を手がかりに、日米の関係性を題材に作品を制作してきた近藤愛助と、ベルリンで移民として生活した経験から、異文化間での身体の変化に着目してきた古堅太郎が、2016年よりスタートさせたユニット。自らのルーツやアイデンティティを切り口に政治的・社会的問題にアプローチする手法で、共同制作を行っている。

 2016年2月にblanClass(神奈川)で開催された展示・パフォーマンス「アメリカ ヒロシマ オキナワ オオサカ シズオカ ベルリン 記憶の引き継ぎ それはたんなる思い込みにすぎないのか?」では、古堅の祖父の故郷である沖縄でリサーチを行い、「戦争とテロ」や「当事者と傍観者」をキーワードに映像作品などを発表。3月には小沢剛によるウェブ企画「3月11日オンライン映像祭」にも参加した。

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A/T[近藤愛助/古堅太郎] N's Paradox 2016 (アートギャラリーミヤウチでの展示風景)

 本展に際し、沖縄での記録映像の再編に加え、日本人の父とアメリカ人の母の間に生まれた「イサム・ノグチ」についてのリサーチを行い、広島での滞在制作を実施。ノグチのイニシャルや、「国家(Nation)」という単語などを想起させる「N」をタイトルに据え、文献の朗読も組み合わせた多面的な構成での展示となっている。

Nのパラドックス
会期:2016年9月3日〜10月16日
会場:アートギャラリーミヤウチ
住所:広島県廿日市市宮内4347番地
電話番号:20829-30-8511
開館時間:11:00〜18:00(入館は17:30まで)
休館日:火、水
URL:www.miyauchiaf.or.jp
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