石橋英之の写真展がIMAギャラリーで開催中 トークイベントも
石橋英之 #Aaron(「Connotations」シリーズより) 2015 Courtesy of IMA gallery © Hideyuki Ishibashi

石橋英之の写真展がIMAギャラリーで開催中 トークイベントも

IMA gallery(六本木)でフランス・リール在住の写真家、石橋英之の個展「Présage / Connotations」が9月24日まで開催中だ。今回が3年ぶりとなる日本での個展に際し、8月26日にはアーティスト、ミヤギフトシと『美術手帖』編集長、岩渕貞哉によるトークイベントが予定されており、「記憶とアート」をテーマに鼎談が行われる。


 ファウンドフォトを使ったコラージュやアプロプリエーションといった手法を用いて写真表現を続けている石橋英之は、2013年に個展「Présage」をBTギャラリー(東京)で開催し、その後、同タイトルの写真集『Présage』(IMA Photobooks、2015年)を刊行。2015年にはGallery Vol de Nuits(マルセイユ・フランス)やアムステルダムで毎年開催されるUNSEENフォト・フェアに出展するなど、活躍の場を広げている。

 フランス語で「予兆」を意味する作品シリーズ「Présage」では、蚤の市で購入した古写真やポストカードの断片を精巧にコラージュし、まったく新しいイメージをつくり上げるとともに、制作時に混入したホコリなどの異物はあえて反映させることによって、作品の趣をより引き立たせている。

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石橋英之 Présage 2014 Courtesy of IMA gallery © Hideyuki Ishibashi

 前作までの手法を発展させた新作「Connotations」では、詩の言葉からインスパイアされた作品を制作。石橋の友人であるアメリカの女流詩人が自身の恋愛経験を綴った詩を原案に、キーワードのハッシュタグ検索から抽出したインターネット上のイメージや典型的なファッション広告のようなイメージを使い、それらをコラージュすることによって架空の男性のポートレートを作成。石橋は、社会に氾濫するイメージを組み合わせるという複雑な制作過程を経ることによって、どこか既視感を漂わせたイメージを創出し、鑑賞者に「ものを見る」という行為を問いかけようとする。

 8月26日には、アーティストのミヤギフトシと『美術手帖』編集長の岩渕貞哉を迎えたトークイベントを開催。「記憶とアート」をテーマに鼎談が行われる。また、トーク終了後は石橋のサイン会も予定されており、作家とともにその作品の背景に迫ることができるまたとない機会となっている。

石橋英之個展「Présage / Connotations」
会期:2016年7月29日~9月24日
会場:IMA gallery(IMA CONCEPT STORE内)
住所:東京都港区六本木5-17-1 AXISビル3F
電話番号:03-5572-7144
開館時間:11:00~19:00
休館日:日、月、祝休
URL:http://imaconceptstore.jp/

【関連トークイベント】
「記憶とアート」
日時:2016年8月26日 19:30〜21:00
会場:IMA CONCEPT STORE内
住所:東京都港区六本木5-17-1 AXISビル3F
出演:石橋英之(写真家)、ミヤギフトシ(アーティスト)、岩渕貞哉(『美術手帖』編集長)
参加料:1000円(税込)
お申し込みサイト:http://imaonline.jp/event/20160826.html

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