青森県美でアート×博物資料の「青森EARTH」展が今年も開催
青森県立美術館での、淺井裕介による巨大絵画の滞在制作風景 2016  写真提供=青森県立美術館

青森県美でアート×博物資料の「青森EARTH」展が今年も開催

青森県立美術館にて、企画展「青森EARTH2016 根と路(みち)」が開催されている。同館による企画展示シリーズの5回目となる今年は、「旅と土着」をキーワードに、美術作品のほか、青森県にまつわる考古・民族・自然誌資料を紹介。会期は9月25日まで。


 開館10周年を記念し、2012年より毎年開催されてきた「青森EARTH」シリーズの集大成として位置付けられている本展。縄文時代の遺跡が点在する土地に根ざした「新たな美術」を探求することを目指し、青森県にルーツをもつ考古遺物、民族資料、自然誌資料を、「旅と土着」を切り口に選出された美術作品と組み合わせて展示している。

 本展で紹介されるのは、ランドアートの第一人者、ロバート・スミッソンの映像作品や、淺井裕介とのべ335名のボランティアスタッフにより青森の土で描かれた巨大絵画のほか、アピチャッポン・ウィーラセタクン、石川直樹、三瀬夏之介ら国内外のアーティスト16組による「大地との関わりから生まれた作品」の数々。青森県出身で、同館に作品が多数コレクションされている奈良美智は、三内丸山遺跡などから出土の縄文遺物から着想を得た新作焼き物作品7点を出品している。

 また、美術作品とあわせて、青森県出身の政治家・探検家で、千島列島や南西諸島の調査を行い、青森市長も務めた笹森儀助(1845-1915)の関連資料や、同館からほど近い三内丸山遺跡出土の考古遺物、さらには岩石標本などの自然誌資料も展示。青森県の風土や「旅と土着」によって生まれた文化をうかがい知ることができる展示品を一堂に紹介し、縄文時代から続く創造の系譜を提示する試みとなっている。

青森県立美術館開館10周年記念
青森EARTH2016 根と路
会期:2016年7月23日~9月25日
会場:青森県立美術館
住所:青森市安田字近野185
電話番号:017-783-3000
開館時間:9:00~18:00
休館日:8月8日、8月22日、9月12日
URL:www.aomori-museum.jp
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