自然と竹楽器のハーモニー 箱根に現れた「オトノフウケイ」
Sound Forest 2015 撮影=佐々木敏晴

自然と竹楽器のハーモニー 箱根に現れた「オトノフウケイ」

箱根・彫刻の森美術館で830日まで開催されている、不思議美術家・松本秋則さんの個展「オトノフウケイ」。竹を主な素材に、空気の動きやモーターを使うことで動きが生まれ、音を奏でます。楽器たちの動きや音色がつくり出す空間は、どのようなものなのでしょうか?


 展覧会は、《Sound Forest》と《Sound Garden》、そして《Sound Theater》という3つのインスタレーションで構成されています。

 1階フロアの《Sound Forest》は、下から見上げる作品や上から見下ろす作品など、目線の位置が変わるサウンド・オブジェを20個ほど設置し、アコースティックなサウンドを立体的に楽しめる会場となっています。

soundscenehakone_002.jpgSound Garden  2015 撮影=佐々木敏晴

 中2階フロア《Sound Garden》では、白い砂の上に設置されたパンフルートやパイプオルガン、ケーン、風笛、笙という5種類の管楽器が、音の組み合わせを変えながら自動演奏を行います。

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Sound Theater 2015 撮影=佐々木敏晴

 2階フロアの、和紙のトンネルの先にある《Sound Theater》に入ると、巨大スクリーンに映し出されたサウンド・オブジェの影絵が現れます。時間によって変化する映像とともに、会場のあちこちから鳴り響く音を楽しむことができます。奥のトンネルをくぐると、影絵の仕組みがわかるそう。

 会期中には、不思議な楽器を演奏できるワークショップ「誰でもミュージシャン」(8月14日〜16日、各日11:00〜13:00)も行っています。サウンド・オブジェは、いったいどのように演奏するのでしょうか? 答えは、自分の目で確かめてみてください。

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サウンド・オブジェ 2014

全身で楽しめる、彫刻の森美術館

 彫刻の森美術館は、小田原駅から箱根登山鉄道で約50分の「彫刻の森」駅からすぐ。箱根の山々を望む国内初の野外美術館(オープンエアーミュージアム)で、散歩をしながら彫刻を楽しむことができます。

 緑豊かな敷地内には、カラフルな手編みのネットがいくつもつなぎ合わされた「ネットの森」、ジャングルジムのように遊べる「しゃぼん玉のお城」など、屋外ならではの巨大な作品も。源泉掛け流しの本物の天然温泉を利用した、足湯にも浸かることができます。

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ネットの森
松本秋則 オトノフウケイ
会期:2015年3月21日~8月30日
場所:彫刻の森美術館 本館ギャラリー
住所:神奈川県足柄下郡箱根町二ノ平1121
電話番号:0460-82-1161
開館時間:9:00~17:00
休館日:年中無休
URL:http://www.hakone-oam.or.jp

「オトノフウケイ」会場の本館ギャラリーのほかにも、300点余りのピカソ作品を集めた「ピカソ館」などもあり、季節ごとにさまざまな企画を実施しています。温泉旅行のついでに、アート鑑賞を楽しんでみては?

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